STRIDER(ストライダー)。
この名前、耳にしたことはあるでしょうか。大きな分類でいえば「キックバイク」というものに分類されます。
キックバイクとは何かを簡単に説明すると
- 見た目は自転車そっくり
- 自転車のような「ペダル」がない
- ペダルをこぐ代わりに地面を蹴って進む
- 主に小さい子供~小学校に上がる前くらいの子供向け
という「乗り物」になります。
今日はこのストライダーに代表される「キックバイク」についてお伝えしたいと思います。
今現在キックバイクを楽しんでいる方よりも、これからキックバイクを購入しようか考えている方に向けての記事になります。お子さんの年齢によっても楽しみ方が変わってくるとは思いますが、これから購入を考えている方、どんなモデルを買えばよいのかお探しの方の参考になれば幸いです。
ちなみに、私が娘(長女)にストライダーを買ったのは
娘の2歳の誕生日です。
これからストライダーの魅力や、気になるであろうことについてご説明しますが、
最初に言っておきます。自信をもっておすすめします。
今日の主な内容は
- ストライダー(キックバイク)の種類について
- 何歳から乗れる?
- 年齢別ストライダーの遊び方、選び方
- 大会について
- ストライダーをやってよかったこと、悪かったこと
この辺について説明しようかと思います。それではお付き合いください。
ストライダーとは?どんな種類があるの?
余談ですが、AJIちゃんこの時期に仕事でメンタルぶっ壊しまして、家からずいぶん離れた病院に隔離されておりました。もちろんPCもスマホも没収。でしたので、ストライダーに関しては、妻にすべて一任することになったわけです。いずれ別記事で。
話がそれそうになりましたが、まずはキックバイクの種類からお伝えします。今回は、メインを「ストライダー」に持ってきているので、ストライダーを基準として紹介します。
- STRIDER(ストライダー)…いわずと知れたキックバイク(公式にはランニングバイクと呼ぶ)の代表格。公式サイトによると世界25か国で200万人が遊んでいるといわれています。
- その他のキックバイク…いろんな種類があります。
正直な話、とても雑に言ってしまえば、こと日本国内において、「本物」といえばストライダー、という認識になってしまっているのは事実だと思います。その理由として
- ストライダーがきっかけとなってキックバイク市場が発展した
- 現在行われているキックバイクのレースはストライダージャパンが開催しているものが圧倒的に多く、参加するにはストライダーを使う必要がある(※後述)。
- 巷にあるキックバイクはストライダーを模倣しているものが多く見受けられる(もちろん独自性をもって設計されているものもある)。
- とりあえず「ストライダーを選んでおけば間違いない」という雰囲気が醸成されている。
以上の理由で、ストライダーはキックバイク市場においていわば王道、圧倒的なシェアを誇るわけです。ブランド力もさることながら、ことシェアの面において絶大な信頼感と安心感があるというのも大きな理由であるといえるでしょう。
私が知り得る限り、我が家でキックバイクの購入を考えた2014年くらいの頃にはまだキックバイク市場もそんなに盛り上がっておらず、「ほぼストライダー一択」となってしまった感はあります。
その後、王道ストライダーが普及し始めると、他のメーカーからもこぞってたくさんのキックバイクが発売され、そのスタイルも値段も様々です。具体例を挙げると
- ストライダーにはない「ブレーキ」が装備されたモデル
- 自転車メーカーが作ったモデル(本物の自転車と同じようなデザイン)
- 価格を抑えたエントリーモデル(おもにおもちゃメーカーから販売)
- オフロードでもタフに使用できるモデル
- ギアとペダルの後付けが可能な、自転車にステップアップできるモデル
特に、ストライダーとの差別化を図ったモデルとして、「ブレーキ付き」、「自転車へのステップアップ」が挙げられます。
ストライダーからも、ブレーキとペダルがついたモデルも発売されていますが、「子供用キックバイク」としてのストライダーのイメージが非常に強いため、ストライダーといったら「ブレーキなし」「ペダルなし」と考える方が非常に多いのではないかと考えます。
あえて「ストライダーを選ばなかったよ!」という方がいらっしゃいました。その方の記事が大変参考になりましたので、リンクを載せさせて頂きます。人とは少し違ったキックバイクが気になるなー、という方は、ぜひご覧ください!快くリンクをお受けくださったぼっちバイカーさん、この場を借りて御礼申し上げます!
内容はコチラ↓↓↓
「【2年経ってわかった】僕がストライダーを買わなくて良かったと思った7つの理由」
ストライダー、何歳から乗れる??注意点も
このストライダーは実際に我が家で購入したものです。購入から5年が経とうとしていますが、まだまだキレイです。それでは、皆さんが気になっているであろう
ストライダーは何歳から乗れるのか?
の疑問にお答えしたいと思います。
2歳から乗れちゃう。余裕。チビでも平気。
結論から言えば、2歳の娘でもストライダーに乗ることはできました。
私の娘は、2歳になってすぐにストライダーを手にしたわけですが、娘は同い年に比べ体が小さく、いわゆる幼児体系で、丸くてコロコロしていました。そんな娘でも乗れたわけですので、ストライダーは2歳児に与えても平気なのではないかと思います。
ちなみに、ストライダーの大会は「2歳クラス」、さらに下のクラスからもありますので公式でも乗れると実証済み。
ただし、注意点もありますのでお伝えしておきます。
2歳から乗れる。けど・・・
先ほど、2歳の娘でも乗ることができた、とお伝えしました。しかし、乗れるようになるまでは、それ相応にハードルがあったのも事実ですので、お伝えします。
- サドル(座席)に座らない問題
- 進む意思がない問題
- ハンドル切れない問題
- 車輪意味ない問題
初めからすんなり乗れる子もいると聞きます。しかしながら、運動が得意なほうではない娘にとって、また、簡単にイメージしていた親にとって、鬼門の連続だったのです。
まず、ハンドルは握ります。でも、サドルに座りません。立ったまま。サドルの前に、立ちんぼです。これは逆に笑っちゃいました。常識超えてきてますから。でも、子供の目線に立って、根気強く座り方を教え、ハンドルを握ったままサドルに座るようになりました。
最初の姿勢が完成すると、そのまま動きません。落ち着いちゃいます。2歳児ですから。
です。それでも、押してあげるうちに自分で足を動かし始め、進むことを覚えました。
ハンドル切れない問題。これが一番厄介。みなさん、自転車に乗るとき、実は自然と体重移動して、ハンドルを切っています。2歳児ですから、それがわかりません、当然です。方向を変える時、ハンドルで車体を持ち上げ、いちいち止まって方向転換をしていました。ストライダーが軽いからこそできるワザなのですが…。
でもこれも、繰り返しているうち、自然に覚えました。勢いがつくと覚えやすいようです。
さらに、車輪がついているのに、車輪で走らず、いつまでも足を使って走っていました。でもこれに関しては、それでいいと思います。走る練習にもなるし、足腰が丈夫になります。車輪任せになってくると、どうしても楽をしたくなりますので。そのうち、舗装されてない道とか芝生の上だと常に足を使うので、「疲れるからヤダ」とか言い出します。
※注意!プロテクターはつけよう!
自分の足で蹴って進むストライダーといえど、急なハンドル操作や、坂道でスピードが出すぎたりして、転ぶことも十分に考えられます。
さらに、レースだと他の子どもとの接触も起こりやすいため、大会ではヘルメットとグローブの着用が義務付けられてたりします。ヒジとヒザのプロテクターもあったほうがいいと思います。ヘルメットに関しては、俗にいう半ヘルから、フルフェイスのかっこいいものまで、たくさんの商品がラインナップされていますので、お子さんと一緒にお気に入りのデザインのものを選ぶのも良いかもしれませんね!
普段からプロテクターを付ける習慣をつけましょう。
うちの子、〇〇歳だけど、どうやってやらせる?
正直に申しあげますと、こればかりは本当に個性が出るので、人それぞれです。
後述するストライダーの大会、ストライダーカップ。私も2回ほどレースに子供を連れて行きました。すると、実にたくさんのタイプのお子さんを目にします。
5歳のクラスでバリバリ走る女の子。4歳になって初めてストライダーを手にし、まだおぼつかない様子で走る男の子。レースなのにずっとニコニコマイペースで走る3歳の男の子。
さらに親御さんのスタイルもさまざま。
「いけー!!差せー!!」と有馬記念ばりに声を張り上げるお母さん。我が子の初めてのレースで涙を流しながらゴールで迎えるお父さん。実に様々な形があります。
レースだけじゃなく、遊びとしてのキックバイクも人それぞれです。友達と競うのが好きな子もいれば、単なる便利な移動手段として使う子もいます。バイクレーサーのように車体を傾けコーナーを攻める子もいれば、ストライダーほっぽり出して遊び始める子もいます。
~公園へ移動~
そしてそこに残されたのは、哀愁漂うストライダー…
私が言いたいのは、
レースももちろん楽しい。でも、ストライダーは子供の遊びの一つのアイテムである。
という変わらない事実です。
遊びの一つである以上、「これをやりなさい!」とか、親に強制力があってはいけないというのが私の考え方です。「ストライダーやりに来たのに滑り台だとぅ!?ブランコだとぅ!?」というようにはしないようにしました。子供にとってストライダーは競技ではなく「遊び」であってほしいものです。もちろん、レースで勝つための努力も素晴らしいし、勝つことはすごいし本当に立派です。ただ、私はそれでも子供にとって「遊びの一環、遊びの延長上にあるもの」であってほしいと願っています。だって
楽しくないなら、何のために買ったの?
って話になるじゃないですか。
だから、何歳から始めるにしても、レースを基準に考えるだけじゃなく、その子が楽しめる、その子のためになると思って始めたなら、何歳からでも楽しめるのがストライダーの魅力だと考えています。
その子が楽しめるかどうか。そこは他の遊びと変わらない。
レースってどんな感じ?ストライダーカップって?
2010年から始まったストライダーのレース、ストライダーカップ。その内容と、実際に私が参加してみての感想をや雰囲気などをお伝えしたいと思います。
ストライダーカップの種類について
ストライダーカップは、ストライダージャパンが主催しているストライダーのレースで、いくつか種類があります。まずはその種類についてお伝えします。
- ストライダーカップ…ストライダーレースのメイン。北海道から沖縄まで、全国各地で行われています。
- ストライダーエンジョイカップ…「レースデビューしようよ!」がコンセプトの初心者向け大会という位置づけ。普通にガチ勢もいます。
この2つがメインのストライダーのレース。このほか、14インチのストライダー「ストライダー14X」を使用した2kmのコースで競う大会や、年に一度の国際大会なども開催されています。
これらの大会は、純正の「STRIDER」でなければ参加できないため、レースに参加したいということでストライダーを購入する、という選択をするご家庭も多いようです。
ストライダーカップに参加してみて
私は過去に二度ストライダーカップ(ストライダーエンジョイカップ)に参加したことがあります。率直な感想として
一度は経験していただきたい。
ということです。
具体的な内容を、詳しく別記事にしますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
ストライダー買って良かったこと、悪かったこと
本当に買って良かったです。ストライダー。
その理由をいくつかご紹介します。
自転車?そんなの秒で乗れるよ、説
ストライダーに乗っていると、自転車に乗るのを教えなくてよくなる、と聞いたことがある方はいませんか?
あのウワサ、本当です。(実証済)
ストライダーと自転車の違いって何ですか?「足でける」か「ペダルをこぐ」の違いだけですよね?つまり、ペダルをこぐ以外、教えることがないんです。
うちの娘の場合、5歳の時に自転車を与えました(ストライダーの大会にもう年齢的に出られないため)。最初は、「こぐ」という動作が理解できませんでした。足の力が弱く、ペダルを「踏む」ということができなかったせいもあります。ただ、ペダルを踏みだしやすい位置セットし、あとは力いっぱい踏み出すだけで、自然とペダルをこぐことができ、あっという間に乗れるようになりました。
驚いたのはここからです。
いつも姉からストライダーを借りていた3歳下の弟。つまり3歳になる年です。2歳半の時にはもう姉の真似をしてストライダーを乗り回していました。姉が自転車に乗っているのを見て、「僕もやりたい」と言い出しました。できっこないと思いつつプロテクターをつけ、自転車に乗らせると、
2歳半にして自転車に1発で乗れました。
これはかなりの衝撃でした。運動神経がいいとか、体が大きいといったことは特にありません。ただ、父として心配なのは、自分も自転車が欲しいと言い出さないか、それだけでした…。
雪国はどうしても冬場がネック・・・説
~作業中~
写真のパーツ、見たことありますか?ストライダーに装着できるスキーのような、「ストライダースキーアタッチメント」です。
これを使えば、冬場ストライダーで遊べない雪国の子どもたちも歓喜!雪山からストライダーで下ってくることができます。さらにストライダーは軽いから、持って上ることも可能。CMで見たことがある方もいるかもしれませんが、こう見えて結構しっかりとタイヤに固定されるので、安定感もあります。
先に述べた、息子が2歳半にして自転車に乗れたのは、雪山でいつもこのストライダーを使って遊んでいたから、バランス感覚が鍛えられたのではないかと考えています。
以前は品薄な状態が続いていましたが、2020年シーズンはそこそこ普通に手に入ったようです。雪国の方には非常におすすめです!!
ストライダーを買ったデメリット
しばらく考えましたが、出てきませんでした。キックバイクの中でもストライダーを選択したことにより、大会も経験できましたし、スキーアタッチメントも楽しめました。
あ、強いていうなれば。
「ストライダーにはブレーキがない」ので、自転車にステップアップする際、ブレーキ操作に子供が若干てこずった、くらいでしょうか。それも、普通の自転車を教える時当然のように通る道なので、特段期にはなりませんでした。キックバイクの中には、ブレーキが付いているモデルもたくさんありますので、どうしても安全面的にブレーキが欲しい!という方はブレーキ付きのモデルを検討なさるといいと思います。
まとめ
- 「キックバイク」といっても様々な種類がある
- 王道はやはり「ストライダー」
- ストライダー以外の選択肢も、もちろんアリ
- ストライダーは2歳からでもできる!!
- 2歳以下でも大会のクラスがある!
- 大会が多いのがストライダー(ストライダーじゃないと出られない)
- 始めるのに遅いも早いもない!楽しんだもん勝ち!
- 自転車練習がほぼ不要になる。きっと驚く。
- 雪国の人は冬でも遊べるスキーアタッチメントがおすすめ!
- ストライダーにはブレーキがない
長くなりましたが、キックバイク(主にストライダー)について、解説と我が家での実際載ってみての感想をお伝えしました。
子供の遊びでありながら、乗り物としてしっかりと完成され、競技にもなって、それぞれの楽しみ方ができる。こんなアイテムをおすすめしないわけにはいかないと思い、記事にしました。これから春を迎える季節、ストライダー・キックバイクを購入しようかお考えの皆さんの参考になれば幸いです。
別の記事では、ストライダーカップに参加してみての感想を、ストライダーで知り合った家族のことなども交えながらお伝えしたいと思います。
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