ヨーヨー記事の第2回です。
かつて「ハイパーヨーヨー」が全盛期だった時代。ヨーヨーにドハマりしていた私が
齢30を超えて、ヨーヨーの楽しさに再び目覚めたことは前回の記事でお伝えしました。
さっそくヨーヨーをネット通販にて入手し、軽く遊んでみたわけですが
「とにかく楽しい。」
この一言です。楽しすぎてyoutubeやヨーヨー記事を読み漁るうちに、さらに奥が深いヨーヨーの魅力を発見しましたので、お伝えしたいと思います。
実際にヨーヨーで遊んでみた話は次回のお楽しみにすることとして、本記事では
初心者にはもちろんのこと、ハイパーヨーヨー世代からの復帰組には必ず読んでほしい、知ってほしい最近のヨーヨー情報をお伝えします。
この記事の見どころ
- 久しぶりに新品のヨーヨーを買ってみた話
- ヨーヨーの常識が覆った話
- 「バインド」という技がすごすぎる話
- トリックやヨーヨーの進化っぷりがハンパない話
とりあえず新品のヨーヨーを買ってみた
私が今回購入したのは
- 「ギャラクシーフライ」
- 「スパイラルジャガー」
の2種類です。
それぞれの特徴を挙げますと
ギャラクシーフライ | ウイング形状の引き戻し機種。ストリングプレイがやりやすい。 |
---|---|
スパイラルジャガー | ノーマル形状の引き戻し機種。ルーピングがやりやすい。
付属パーツでカスタマイズすることで戻りの強さを変更できる。 |
このようになっています。
「ルーピングプレイ」はヨーヨーをグルグル回す系のトリックやね。
上の画像のように、形状だけでも大きく違うのがわかります。
左のファイヤーボールより右のギャラクシーフライのほうが、ヨーヨーにストリングを乗せやすいため、ストリングトリックに向いています。
さらに、ファイヤーボールよりもスパイラルジャガーのほうがストリングを通すミゾが狭いため、ルーピングプレイに向いています。
「引き戻し機種」とは・・・
世間一般のヨーヨーのイメージは、「ヨーヨーは引っ張ったら戻ってくる」のが普通です。
引いて戻ってくる原理はいくつかありますが、後述します。その「戻ってくる機構」を持つヨーヨーを「引き戻し機種」と呼びます(重要)。
戻らないヨーヨー、「バインド」とは?
「普通のヨーヨー」は、「引くと戻って」きます。手をチョンチョン上下すれば戻ってきます。そう、それが普通です。
そうでないと、遊べません。毎回巻き直すことになります。
ですので、ヨーヨーには「戻ってくる機構」が備わっているのです。
ヨーヨーが戻ってくる仕組み、わかりますか?
ヨーヨーの内部には、ヨーヨーのストリングス(ヒモ)が触れることによって抵抗が発生し、ストリングスを巻き取りながら戻ってくる機構が存在します。
ハイパーヨーヨー時代は、「スターバースト」と呼ばれるギザギザが刻まれており、そこにストリングスが触れると戻ってくる仕組みでした。現在は「スターバースト式」と、交換できる「パッド式」があります。
しかしながら、ヨーヨー経験者であればわかると思いますが、ヨーヨーにおいて失敗する瞬間とは
- プレイ途中でヨーヨーの回転が止まる
- ヨーヨーが意図せず勝手に戻ってくる
これらによって起こります。以下、事例です
あら~、回転止まった~。失敗やね。
このような悲劇(普通の失敗)に四苦八苦した人も多いかと思います。
「ヨーヨーが止まらなければ…」「勝手に戻ってこなければ…」
これを逆転の発想で具現化したヨーヨーが
「バインド(式)ヨーヨー」です。
「バインドヨーヨー」とは…
バインドヨーヨーは、いくら引っ張っても戻ってきません。ですので、意図せずヨーヨーが戻ることがなく、好きなだけトリックをできます。
さらに、ヨーヨーを金属製にしたり、回転部にボールベアリングを設けたことにより、ハイパーヨーヨー世代では想像もできないほどの回転持続性を備えています。
そのヨーヨーを手元に戻すためのワザが「バインド」です。
文章では説明しづらいので、動画を載せます。
決まった形でヨーヨーをストリングに乗せ、転がすことで、ヨーヨー内部のストリングを巻き取って手元に戻すトリックです。
バインド単体ではトリックになりませんが、ヨーヨーを手元に戻すときや、次のトリックに移る際には必ず必要になるトリックです。
バインドは、現代のヨーヨーをプレイする上では「必須」と言っても過言ではないほど重要なスキルになっています。
ヨーヨーの用語を覚えよう
ここで、主にハイパーヨーヨー世代の復帰組へ向けて、最近のヨーヨー用語を説明します。
- 「バインド」…引いても戻ってこないヨーヨーのこと。また、戻らないヨーヨーを手元に戻すトリックのこと。
- 「ギャップ」…ヨーヨー本体の「ミゾ」の幅。これが狭いとルーピングプレイに向いている。逆に、バインド機種ではかなり広いため、ヨーヨーが戻ってこないという仕組み。
- トラピーズ」…ハイパーヨーヨーでいう「ムーンサルト」。この形からの派生が多いので非常に多用する。
- 「アトムマウント」…「アトミックファイヤー」や「スプリット・ジ・アトム」の最初にやる乗せ方。ここからの派生も非常に多い。初心者殺しのマウント。
- 「スターバースト」…引き戻し機構の一つ。ヨーヨー内側に刻まれたギザギザ。ここにストリングが引っかかってヨーヨーが戻る。実は少しづつ摩耗するため、すり減るとヨーヨーが戻らなくなる。交換不可。
- 「パッド」…引き戻しの機構の一つ。バインド機種にも搭載されており、交換しないとバインドも効きづらくなる。消耗品。
- 「オフストリング」…略して「オフスト」。なんと、ストリングとヨーヨーが離れているヨーヨースタイルのこと。動きは中国の「ディアブロ」というコマに近い。
- 「カウンター・ウエイト」…指ではなく、オモリ(ウエイト)とヨーヨーがつながっているヨーヨースタイル。振り回してヌンチャク的なトリックが魅力。
1A、2A・・・、5Aとは?つまり「種目」のこと
ヨーヨーについて調べていると、「1A」とか「4A」という文字をよく見かけます。
これらは、ヨーヨーの大会における「種目」ととらえてください。
2020年現在、ヨーヨーの種目は「5種類」あります。
それぞれについて解説します。
「1A」・・・シングルハンド・ストリングトリック部門
片手で、1個のヨーヨーを操る部門。一番オーソドックスかつ奥が深い王道スタイル。
「2A」・・・ツーハンド・ルーピング部門
両手で2個のヨーヨーを「ルーピング(回す)」部門。ド派手です。アジのできないダブルループなんて比じゃない離れ業が見られます。
「3A」・・・ツーハンド・ストリングトリック部門
両手で2個のヨーヨーでストリングプレイします。ストリング同士を絡ませたり、複雑すぎて「よく絡まないな…」と感嘆が漏れること請け合い。
「4A」・・・オフストリング部門。
ヨーヨーとストリングが独立しており、中国のディアブロのようにヨーヨーを放り投げたり不可思議な動きが特徴。
「5A」・・・カウンターウエイト部門。
指ではなく「オモリ」にヨーヨーを付けて行う部門。さながらヌンチャクの様に振り回したり、ヨーヨーの動きが派手で面白い。
現在のヨーヨーは、種目で使い分けが鉄則!!
ハイパーヨーヨー世代は、ハイパーレベルのトリックをこなすために、ヨーヨーを取り換える必要性はあまり高くありませんでした。
近年のヨーヨーでは、そうもいかないようです。
ヨーヨーのトリックが高度化し、さらにはバインドという「限界突破」があったことで、ストリングトリックの難易度は非常に上がりました。
バインド機種の登場によって、従来のストリングトリックは容易になりました。しかし、
「バインド機種でルーピングプレイは不可能。」
という現実があります。「難しい」ではなく「不可能」です。ルーピングプレイは、ヨーヨーが「引いて戻ってこないと成り立たない」からです。
そのため、現在のヨーヨーでは、
トリックによってヨーヨーを使い分けるのが大前提
となります。
なんだかメンドくさく感じる方もいるかもしれませんが、実際はそうでもありません。
ルーピングにはルーピングに最適な機種があり、ストリングトリックには最強のバインドという武器があります。
それぞれの良さを活かしてプレイすることで、多様なジャンルのトリックをより楽しめるようになったと感じます。
ヨーヨー初心者、復帰組に伝えたい情報まとめ
今回の記事では、ヨーヨー初心者やハイパーヨーヨー世代の復帰組へ向けた「最近のヨーヨー事情」をお届けしました。
今回に記事では、「引き戻し」がメインだったハイパーヨーヨー世代から、引いてもヨーヨーが戻らない「バインド」という超絶な進化を分かっていただけたかと思います。
私が今回声を大にして伝えたいことをまとめます
- ヨーヨー自体の楽しさは変わらない
- バインドによって、昔できなかったトリックが簡単にできる
- 「バインドそのもの」も楽しい
- 初心者でもバインドから初めてOK!
- 復帰組は、絶対に燃える!!
ハイパーヨーヨー世代は、昔自分が使っていた機種を使ってみたいと思いがちです(私が実際にそうでした)。
確かにその気持ちもわかるのですが、最新の機種を手に取って遊んでみてください。その快適さに驚くはずです。
そんな思いを伝えるため、次回の記事では
私が実際にバインドに挑戦してみたり、以前の機種で昔のトリックをやってみる動画も載せてみたいと思いますので、ぜひご覧ください。
読んでくれてありがとう!!
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