暖かくなってきた5月。
気温とともにテンションも上がり、無性に「バーベキュー」がやりたくなってきます。
あなたはどんなBBQが好きですか?
大勢の家族連れでの大人数BBQから、自分の家族だけのBBQ、一人でしんみり火を眺めるBBQまで、スタイルは様々です。
そんなBBQに対して、実際少し身構えてしまってはいないでしょうか?
終わったころにはクッタクタ。
そんな「BBQを難しく考えているアナタ」へ向けて
「目を離すと炭を起こしている」と妻に言われるほど「少人数BBQ特化型パパ」のアジが
「簡単で気軽なBBQ」を実例を交えながらご紹介します。
今日の記事では
1人~4人程度、1家族程度のBBQを想定して
- 準備も片付けも超簡単
- 気軽だからやりたいときにすぐできる
- 毎週末やりたくなっちゃうような
「超お手軽BBQ」を提案したいと思います。
本記事で紹介するBBQは「SNS映え」や「楽しいレジャー」といった要素とは大きくかけ離れています。
とことん「効率」と「手軽さ」を重視したスタイルのため、「キラキラしたBBQ」をイメージしている方には参考にならないことをお伝えしておきます。
本格的なBBQは準備がメンドクサイ・・・?
「BBQ」と聞いて、画像のようなイメージを持つ方もいるかと思います。
このようなBBQは、準備や片付けが大変で、レジャーとしてはいいかもしれませんが、気軽においそれとできるものではありません。
「めんどくさいBBQ、やめませんか??」
お手軽BBQ、必要なものリスト
バーベキューを行う「場所」
BBQする「場所」を確保しましょう。昨今のご時世により、大きな公園やレジャー施設は難しいです。自粛期間ということも考慮しましょう。
自宅の庭や、近所に迷惑のかからない近場の広場、自宅の車庫などがおすすめです。
本記事で紹介する方法は
「BBQコンロを置くスペース」さえあれば楽しめます。(もちろん、火気を使用しても大丈夫なことが前提)
一酸化炭素中毒になってしまうからね!!
肉、季節に応じた食材、ほかにも焼きたいもの
BBQですので、焼きたい食材を用意しましょう。
とくに季節の食材は、炭火で焼いて食べるとより一層美味しく感じますね。
- 殻付きエビ(通年手に入る)
- 殻付きホタテ、サザエ(夏)
- 皮付きトウモロコシ(夏)
- キノコ類(秋)
- サンマ(秋)
バーベキューコンロ、炭、その他
バーベキューコンロを出したりしまったり、洗ったり。これが大変なんですよね。
そこでアジが提案するのは
「出しっぱなしコンロ」です。
コンロは高温にさらされるため、BBQを行う回数が多いほど錆びたり穴が開いたりと傷みやすいです。
最低限の手入れをした上で、箱にしまわず足だけ畳んで寄せておくと、次に使う時スムーズです。
- コンロを置いておくスペースがない!
- コンロよりもコンパクトなものがいい!!
そんなあなたには「七輪」がおすすめです。
七輪でのお手軽BBQについて、アジの友人である「ツル」氏が記事を書いていますので、参考にしてみてください。
火起こしについては次の章で詳しくお伝えするで!!
火起こしのための最強アイテム、「火起こし壺」!!
しっかり見ておくように!
「火起こし壺」は、金属てできた筒状の道具で、この道具を使うことにより、ものすごい速さで火を起こすことができます。
また、上下にフタが付いているタイプのものは、炭の消火にも使えるため、とてもおすすめのアイテムです。
火起こし壺を使うことでどれだけの効果が得られるか、ぜひ紹介したい!
火起こし壺を使用するメリットについて
火起こし壺は、「ツボ」と名前が付いているものの、実際にはフタ付きの円筒状の道具です。
詳細な使用法は次章で紹介しますが、火起こし壺を使うメリットとして
- 簡単に素早く火が起こせる
- 火起こししている間、別の作業ができる
- 火起こしだけでなく、消火もできる
- BBQ終了時に余った大きな炭を保管しておける
以上が挙げられます。
価格も2,000円程度なので、一家に1つあれば、大活躍間違いなしです。
火起こし壺を使ってお手軽BBQ~実践編~
やってもいいけどちゃんと片付けろよ!!
アジは賃貸暮らしのため、BBQをやる際は車で2分ほどの実家の車庫を借ります。
おばば(実母)には、焼いた食材を分け与えることで場所代として払っています。
写真と解説でどんどんいくでー!!
火起こし壺の使い方(画像付き解説)~前編
準備するものは
- 炭(当然)
- 火起こし壺
- バーナー(チャッカマンでも可)
- 着火剤(ジェル状より固体が望ましい)
- 軍手(厚手の手袋)
バーナーがない場合は、チャッカマンやマッチでも大丈夫ですが、使い捨てライターの場合、火源と手が近くなるため危険です。
着火剤は、火起こし壺を使う場合は固体のものをおススメします。
やけど防止のため、必ず手袋を着用しましょう。
火起こし壺のフタを上下両方とも取ると、底が穴あきになっています。
この中に、着火剤を適量入れましょう。
着火剤を適度な大きさに分け、火起こし壺の中に投入します。
炭を刺すように入れていきましょう。
前回使い残した炭がある場合は、一緒に入れてしまいます。
下からバーナーで着火します。
本来は火源の上に壺を置きますが、アジはいつもこのようにやります。
たまたまカセットコンロが車庫にあったので、カセットコンロで着火しました。
着火を確認したらすぐにおろしましょう。
熱に弱くない場所(BBQコンロの上が安心)に置いて、しばらく待ちます。
火起こし壺はとてつもなく高温になります。
誤って倒したりしないよう、お子さんがいるご家庭では目を離さないようにしましょう。
また、取っ手以外は熱くて触れないので、取っ手はつかみやすい位置になるように調整しておきましょう。
あとは火が起きるまで、食材や食卓の準備をしちゃおう。
ものすごい高温になるから、金属が酸化してすぐにこうなる(エッヘン)。
火起こし壺の使い方~後編
10分もすれば、炭がいい感じに着火します。
炭を取り出す際は、必ず「火箸」を使ってください。
いきなり「ザーッ」と炭を出すと、火の粉が舞って非常に危険です。
準備に5分。火起こしに10分。
計15分で、肉を焼く準備が完了しました。
ここでのポイントは、「炭をコンロの片側に寄せる」ことです。
写真のように、「焼いている側を強火」、「焼き終わった側を弱火」と分けることで、焼けすぎや冷めすぎといった問題が解決します。
BBQが終わった後の片付けも簡単
火起こし壺を使うと、「炭の片付け」も非常に簡単です。
本来であれば、炭が無くなるまで待たないといけませんし、消火を確認しないとコンロから離れることができません。
そこで、火起こし壺の出番です。
火起こし壺は、「火消し壺」も兼ねており、そのため底にもフタが付いています。
火消し壺としての使い方
- 底のフタをして、ロックする
- コンロ内の炭を、全て火消し壺に入れる
- 上のフタをして、ロックする
- 燃えない場所(コンロ上が安全)に置いておく
これだけで、炭は窒息する(酸素が無くなる)ため消火します。
窒息によって消火した炭は、次回のBBQ時に再利用できます(着火も速い)。
炭を入れた後の火消し壺は非常に高温なので、誤って触れないようにしましょう!!芝生の上などに置くと、100%焦げます!!
これにてお開き。ごちそうさま。
自宅で行う超お手軽BBQまとめ
今日は、「大掛かり」なイメージのBBQを、「手軽に」「気軽に」行うための方法についてお伝えしました。
今日のポイントをおさらいします。
- 「BBQは身構えてやるものばかりではない」
- 「簡単な道具と場所があれば、いつでもできる」
- 「火起こし・火消し壺が超超超おススメのアイテム」