AJIちゃんの宅飲みシリーズ第1作目はコチラ
「ホッピー」ってなに?ビールじゃないの?
「ホッピー」は、ホッピービバレッジから発売されている
ビアテイスト清涼飲料水です。
ホッピーには、0.8%のアルコールが含まれていますが、1%未満のため、日本の酒税法の分類では清涼飲料水となります。
実際にはそのまま飲むわけではなく(そのままでも飲めますが)
焼酎をホッピーで割って飲む飲み方が一般的です。
見た目はビールそのものですが、味はビールとは似て非なるものです。
ホッピーが発売された当時、ビールは庶民にとって高嶺の花なものでした。その代用品としてホッピーは生まれ、今なお庶民の味として親しまれています。
主に焼き鳥屋さんや居酒屋さんで飲むことができますが、市販もされているので、家庭で楽しむこともできます。
開発時、実際にホップを使っているノンビアなので、「ホッビー」というネーミングになりましたが、発音がしづらいということで、「ホッピー」になったと言われています。
ホッピーの飲み方・作り方について
ホッピー、基本の作り方
ジョッキやグラスに焼酎(25度)とホッピーを「1:5」の割合で入れるのが基本のホッピーになります。
この時のアルコール度数は約4~5%になります。
私が使用しているホッピージョッキには、☆マークの目印がついており、その印まで焼酎を入れ、その後ホッピーを丸々1本入れることで、ちょうどジョッキ1杯のホッピーができます。
ホッピーに氷は必要?かき混ぜる?
ホッピービバレッジによって推奨されている飲み方は、ホッピーのビンにも書かれていますが、「3冷」が基本です。
3冷とは
- 焼酎を冷やす
- ホッピーを冷やす
- ジョッキを冷凍庫で冷やす
これが基本です。
居酒屋さんでホッピーを頼むと
氷とマドラーがついてくることが多いです。おそらく、ホッピー自体を冷やしていない場合が多いことが理由だと考えられます。
しかし、ホッピーには氷は不要。かき混ぜる必要もありません。
公式でも、「焼酎の後にホッピーを入れ、かき混ぜない」と書かれています。もともとホッピーはぬるくてもビールのように泡立たないため、勢いよく注ぐことでうまく混ざります。
ホッピーの「ナカ」「ソト」って?
~居酒屋にて~
ホッピーには「ナカ」「ソト」と呼ばれる用語があります。
簡単に言うと
「ナカ(中)」=焼酎
「ソト(外)」=ホッピー(ビン)
を指します。
なぜこのような注文が必要かというと
ホッピーをお店で注文すると、ほとんどの場合
- グラスに入った焼酎
- ビン入りのホッピー
が出てきます。そして、自分でグラスにホッピーを注ぐわけですが、この時
焼酎の量が多いお店では、「ビンにホッピーが余る」
という現象が発生します。
すると、1杯飲み終えてもまだビンにホッピーが残っているので、焼酎のおかわりが必要になります。そこで
となるわけです。
業務用のホッピーのビンは「360ml」、家庭用は「330ml」です。お店で頼むとソトが余りがちになるのは、こういった理由もあります。
ホッピーにも「種類」がある?
ホッピーには大きく分けて2つの種類があります。
さらに、特別な「生ホッピー」と呼ばれるホッピーも存在します。
黄色いラベルの、元祖「ホッピー」
通常、「ホッピー」というとこのホッピーを指します。
お店で提供されているものと、家庭用に売られているものに違いはありません。先ほど言ったように、業務用は家庭用より30ml多く入っている、というだけです。
味はクセがなく飲みやすい。初めてホッピーを飲むならこちらをおすすめします。
見たまんま黒い。「ホッピーブラック」
通称「黒ホッピー」。飲食店でも「黒ホッピー」で通じます。
元祖ホッピーより、甘味があり、カラメルを焦がしたような苦みもあります。
ビールと黒ビールの違いとは、少し違います。黒ホッピーは、元祖ホッピーに比べて味が濃く、焼酎との相性がいいように感じます。
魅惑の「生ホッピー」
なんと、ビールサーバーから注がれるホッピー。それが
「生ホッピー」です。
通常のホッピーよりも泡がきめ細やかで、アルコール度数もそんなに感じず軽やかに飲める、というのが魅力なようです。
実はこの「生ホッピー」、販売元のホッピービバレッジに認定されたお店しか提供することができません。温度や衛生管理が厳しいそうです。
生ホッピーが飲めるお店は、大きい都市(主に東京都)にあります。いずれ生ホッピーを飲んだあかつきには、必ず紹介します。
ホッピー、実はビールより健康志向。
最近のダイエットブームや健康ブームで、「糖質」や「プリン体」を気にする方が増えてきました。
実はホッピーは、ビールに比べてかなり体に優しいです。
その理由として
- プリン体がゼロ・・・ビールによる痛風が怖い方には嬉しい!
- 低カロリー・・・ホッピー単体ではビールの1/4。焼酎で割ると3/4程度!
- 低糖質・・・糖質は1.7g(元祖)、1.9g(黒)。生ビールと比較してこちらも1/2~1/3に抑えられています。
ホッピーにおすすめの焼酎とは?
断然おすすめは「キンミヤ焼酎」。
キンミヤ焼酎とは?
- 甲類焼酎である
- 通常の焼酎とは異なり、原料が「さとうきび」
- 雑味がゼロ、割り材の味を生かせる
コンビニやスーパーでも見かけることが多くなった「キンミヤ焼酎」。
ホッピーといったらキンミヤ。くらいにメジャーです。
製造法は普通の焼酎と変わりませんが、焼酎のクセが全くありません。なので、ホッピー以外にも、割り材を使用するお酒のベースとして人気が高まっています。
ホッピーに関するまとめ
ホッピーを飲んだことのない方は、一度お店や自宅で飲んでみてください。
ビールのようで、ビールではない、ホッピーの魅力が伝わってくれればうれしいです。
では本日の「ホッピー」に関するまとめです。
- ホッピーは「ビアテイストの清涼飲料水」
- 単体ではアルコール度数0.8%。
- 焼酎をホッピーで割って「ホッピー」になる
- 基本の割合は「焼酎1:ホッピー5」
- 通常はアルコール度数4~5%になる
- ビールみたいな見た目だけど、ビールとは少し違う味
- 氷は不要!焼酎・ホッピー・ジョッキを冷やして飲む
- 「ナカ」は焼酎、「ソト」はホッピー原液
- 通常のホッピーと黒ホッピーの2種類
- 限られたお店だけで「生ホッピー」が飲める
- ビールよりも体には優しい
- おすすめの焼酎は断然「キンミヤ焼酎」