筆者(30代男性)が息子の影響でルービックキューブの魅力に気が付き
気が付けばキューブを手に取り
ヒマさえあればカチャカチャ回す生活になったのは前回の記事の通りです。
自分用のキューブも用意できたことですし、いよいよ本腰を入れてキューブと向き合おうではありませんか。
そこで今回から数回に渡る記事では
「初心者がルービックキューブを楽しめるようになるまで」にフォーカスを当ててお伝えしようと思います。
私自身、まだキューブを触り始めて間もないですので、初心者の気持ち・キューブに対する苦手意識はとてもよくわかります。
そこで、「やっぱつりまんないじゃん」とならないためのアプローチ方法や考え方などをお伝えできれば、と思います。
私がルービックキューブにハマった経緯はコチラ
ルービックキューブを始めたい。まず何をする?
最近のルービックキューブがすごいらしい
前回の記事でも少し触れましたが、最近のキューブ事情についてお伝えしておきます。
1980年代の第一次ブームで世界的にルービックキューブが普及し、日本でも爆発的ヒット作として定番のパズルとなりました。
その第一次ブームが去った後も、ルービックキューブは世界中で愛され続け、愛好家たちもちゃんと存在していました。
そして近年、SNSの普及発展により、キューブの情報交換が盛んとなり、下火となっていたキューブ熱が再燃することになるのです。
ルービックキューブは、パズルとしての完成度の高さはもちろん、数学的な要素、速解き、アートなど、魅力がたくさん詰まったパズルです。
その中でも、ルービックキューブの6面を完成させる速さを競う
「スピードキュービング」の発展は目覚ましいものがありました。
そのスピードキュービングを可能にしたのが、
「キューブの性能アップ」です。
「さまざまな解法が出来上がった」というのも理由としてはあるとは思いますが、結局のところスピードキュービングは「とにかくスピード」です。プレイヤーが要求する動きにキューブがついてこられなければ、記録の更新は望めないわけです。
そのキューブに求められる要素としては
- 速く回せること
- 軽く回せること
- 丁度いい位置で止まること
- 多少強引でも回ること
このような点が挙げられます。
実際に最近のスピードキューブ用モデルは、これらの要素がしっかりと強化され、とてつもなくスムーズに回すことが可能です。
競技用キューブの価格帯について。初心者用は?
「公式」が正義とは限らないキューブの世界
私が息子に影響されてキューブの面白さに気付き、購入したのが
「メガハウス」から発売されている
「ルービックキューブSPエントリー」です。
昔のオモチャとしてのルービックキューブのイメージがある人には、このキューブでもそのスムーズな動きに感動するかと思います。
このキューブの価格は約「3000円」。
オモチャのルービックキューブとは違うとはいえ、確かに3000円は高い気がします。
先述の通り、「ルービックキューブ」の名称を使うことができるのは
「メガハウス」だけです。
しかし実際は・・・
結論から申し上げますと
「中国メーカーの躍進がハンパない」です。
「ルービックキューブ」という名称を使えないことはありますが、
実際に「競技用キューブ」としての先進性を持っているのは、中国のメーカーが多いです。
なんということでしょう。
先を行く中国製の競技用キューブは
1000円程度から買えます。
※中国製の輸入商品がほとんどのため、価格の変動が結構あるようです。
また、中国から届くため、外箱が痛んだりしていることも多いです。
さらに、粗悪品がまれに入っているため、検品を行っている信頼できるショップから購入するのが安心でしょう。(Toriboなど)
実際に中国メーカーのキューブ(GAN)を買ってみた
今回私が購入した初めての中国製競技用キューブ。
それが「GAN CUBE(ガンキューブ)」の
GAN356Mというモデルです。
こちらも価格は3000円程です。
実は私、GAN356Mを購入した辺りではまだ見識が浅く、もっと安くてエントリーモデルだけど性能十分なキューブに関しての知識がありませんでした。
「とりあえずこれにしよ」みたいな感じで買っちゃいました。
今回購入したGAN356Mの機能として
- マグネット搭載
- 「GES」というパーツの交換によって回し具合を変えられる
- ステッカーレス(ツヤ消し素材)
というのが挙げられます。
マグネットが付いているのは、先日購入した公式のルービックキューブにもありました。
主な違いは「GES」という内部のパーツを変えることにより、キューブの開き具合を変えられるということです。
正直、初心者の私にはこの機能は不要でした。まだキューブ歴の浅い初心者は、よりシンプルなモデルをお勧めします。
「ステッカーレス」とは、キューブ自体に色が付いているモデルです。
今回のモデルはツヤ消し素材でサラサラしてます。この辺は見た目や触り心地、上級者にとっては回し心地などの好みになってくるかと思います。
紹介した「GAN」の他にも、「MoYu」「XMD」「DaYan」「QiYi」など、中国のメーカーがスピードキュービング界においてしのぎを削って新商品を開発しています。進化は目覚ましいです。
本当に安くて初心者におすすめのモデルはなに?
「Monster Go 3×3 EDU」
これは1000円台で買えるマグネット付きモデルです。
内部パーツや磁力の変更はできませんが、なんと言ってもその価格と、有名ブランドGAN CUBEのサブブランドであるという強み。回し心地に関しては文句なしです。
しかも他のGANキューブ同様、専用のポーチもちゃんとついてきます。
実際に後輩くんから貸してもらいましたが、これを買えばよかった・・・と思いました。
安いキューブと高いキューブは何が違う?(参考)
オモチャのモデルと公式のモデル、競技用のモデルについてはある程度ご説明しましたが、競技用キューブの中での価格差はどういったところがあるのでしょうか?
①機能性(最新か否か)
まずは「機能性」です。複雑な説明は省きます。
マグネットが搭載されたことによるサポート機能についてはお話しした通りです。
さらに、上位のモデルには「コアマグ機能」「マグレブ」というものが存在します。
コアマグは「コアマグネット」の略で、普通のマグネットよりもアシスト機能が強いです。
「マグレブ」も磁石による機能で、バネで制御していた回転を、磁力の反発を使うことで回転の軽さを得ています。
②カスタマイズ性
このカスタマイズ性に関しては、私の購入した356Mと後輩のMG3EDUでも少し触れました。
要するに、「ついている機能をさらに自分好みにできるかどうか」という点です。
高いモデルだと、先述のコアマグやマグレブをカスタマイズして、回転の軽さやキューブの開き具合を調整できます。
上級者になると、回転の軽さやキューブの開き具合なんかも好みが出てきます。それに加え、潤滑剤を変えたりしてカスタマイズしているようです。
これから始める初心者が選ぶべきキューブまとめ
「とりあえず6面揃えられた!」
「せっかくなら1分切ってみたい!」
「スピードキュービング楽しいじゃん!」
そう思えた方はもう私と同じです。ともに沼りましょう。
まずはキューブを「スピードキュービングに適したモデル」に替えましょう。すべてはそこから始まります。
それでは今回の記事のまとめです
- オモチャのキューブではなく「競技用」を選ぼう
- マグネット搭載モデルが主流
- 価格は1000円台からあるよ
- カスタマイズ性が上がると価格も上がる
- 初心者はカスタムしなくてもいい「MG3・EDU」が超おススメ
競技用キューブは、ただスピードを求めるだけでなく、スムーズに回せることによりキューブそのものの楽しさを倍増させてくれます。
楽しく回しているうちに理解が深まり、また速さにも繋がっていくと思っています。