ブレイブボードに関する記事の第4回です。
以前までのお話で
- ブレイブボードとは
- ブレイブボードとリップスティックの違い
- 各モデルの特徴
- 最初に買うべきモデル
- 初心者への乗り方アドバイス
これらについて解説してきました。
今回の記事では、最近新規で購入した
「リップスティックdlx mini(デラックス・ミニ)」について詳しく解説します。
我が家の娘(小学2年生)は、これまで「Jボード」の子供用モデルを使用していました。
2台目としてデラックスミニを買ったわけですが
Jボードと比較して、様々なメリットが分かってきました。
キャスターボードにおいて初めてのモデルとしては必要十分な性能の「Jボード」。純正品のリップスティック(ブレイブボード)とはどんな違いがあるのか、すでにJボードを持っていてもデラックスミニを買うメリットはあるのかを真剣に考察してみました。
そんな方はぜひこの記事を読んでみてください。
「ブレイブボード?その他のモデル?」という方は、1回目の記事から読んでみてください。
本記事では、「Ripstik」を「ブレイブボード」と表現します。
「デラックス・ミニ」はブレイブボードの「リップスター」とほぼ同等品です。
混同して意味が分からない!という方は前回までの記事を参照してください。
ブレイブボードとJボード、見た目の特徴と違い
まずは、我が家にある「Jボード(子ども用モデル)」と「リップスティックdlxミニ」を画像で比較し、それぞれの特徴をお伝えします。
まずは大きさ、全長です。
長さはさほど変わらないように見えます。
幅は明らかにデラックス・ミニのほうが広いです。特に後ろ足側が広いですね。これにより、足を乗せるスペースに余裕ができることがわかります。
身長120cmの娘の前に立てるとこんな感じで、おへその上あたりです。
大きな違いは中央部分。
Jボードはボードが一体型なのに対し、デラックス・ミニは中央部に切れ込みが入っており、前後のボードが独立しています。
Jボードが板をひねる反発力で動くのに対し、写真部分で切り離されたデラックス・ミニは前後独立した動きで推進力を得ています。
参考までに、リップスティックデラックス、デラックスミニ、Jボード(ミニ)を3つ並べた写真です。子供用の小ささがよくわかります。
子どもでも大きいモデルに乗ることは可能ですが、正直乗りづらいらしいです(娘談)。詳細については前回記事に載せていますので、見てみてください。
ブレイブボード各モデルの違いを数字で読み解く
これまで娘が使用していた「Jボード」と、今回購入した「リップスティック(デラックス・ミニ)」について、数字から見える特徴について比較していきます。
デラックスミニとJボードの大きさ比較
Jボード(ミニ)、デラックスミニともに前デッキは約17cm。
若干デラックスミニのほうが広いのかな、という印象を受けます。
前デッキは最初に足を乗せる部分なので、初心者にはあまり影響しないのかと思われます。
続いて後ろデッキ。ここは大きく差が出ました。
Jボード(小)が約17cm、デラックスミニが約22cm。
その差、なんと5cm。これはかなり大きいです。
前足で助走をつけ、後ろ足で乗るこのボードにおいて、後ろ足のポジショニングはかなり重要です。
慣れてくれば乗りながら位置を調整することはできますが、それを差し引いても、後ろ足を乗せるスペースが広いのは大きなメリットです。
デラックスミニとJボードの重さ比較
各モデルの重さについて、公式によると
リップスティック・デラックスミニ…2.05kg
Jボード(ミニ)…約1.5kg
となっており、Jボードが約500g軽く、Jボードに軍配が上がりました。
デラックスミニとJボード、その他の違い
ここまで大きさと重さを比較しましたが、デラックスミニとJボードにはその他にもいろいろと違いがあります。
デッキの滑り止め
デラックスミニのデッキには、無数のイボイボがあり、足が滑りづらくなっています。
足を動かしながら進むボードの構造上、デッキ上で足が滑るのはなかなかにストレスです。Jボードにも滑り止めは施されていますが、デラックスミニのほうが上質です。
滑り止めの有効面積も広く、実際乗った感じもデラックスミニのほうが安定感があります。
ウィールの回転性能
ウィール(車輪)の大きさは両モデルともだいたい同じです。
構造もほぼ同じですが、回転性能が違います。
デラックスミニのウィールは高性能「ABEC7」が標準搭載されており、デラックスミニのほうが回転性能が高い(=推進力が大きい)です。
本体強度、構造の違い
デラックスミニは、デッキ部分が「ハニカム構造」というハチの巣状の構造になっており、軽量化が図られています。
耐荷重は両者ともに約80kgまでとなっています。
「Jボードは強度が心配」という声も聞かれますが、Jボードは大手のJ.D.Razor社によって開発された商品ですので、そこまでの心配はいらないと思います。
デラックスミニとJボード、価格の違いは?
デラックスミニとJボード、一番の大きな違いは
「価格差」に表れています。
デラックスミニ | 定価 10,260円 |
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Jボード(ミニ) | 定価 約6,000円 |
店頭価格では、デラックスミニが税込みで10,000円を切る程度、Jボード(ミニ)が税込み6,000円を切る程度となっています。
なぜデラックスミニを購入したのか
我が家には娘用に、Jボードミニがすでにありました。
それなのになぜ「2台目」となるデラックスミニを購入したのかをお伝えします。
技術の向上と、体の成長による物足りなさ
ブレイブボードに乗るのが上手くなってくると、体を大きくひねり、動かすことによってよりダイナミックなライドが可能になります。
娘は体がこの1年で成長したことも相まって、Jボードミニでは少し小さく感じるようになってきたようです。
娘によるとデラックスミニは、デッキが広く、前後のデッキの可動域も広いため、力強いライドができるようです。
近所にデラックス・ミニを持っている子がいる
これが大きな決め手でした。
「あの子がうらやましい」というわけではなく、デラックスミニを貸してもらって実際に乗ってみたところ、本当に乗りやすくて感動したそうです。
Jボードがあるから我慢する、と言っていた娘でしたが、毎日遊ぶブレイブボードですので、乗りやすいものを与えてあげたくなりプレゼントしました。
価格が落ち着いてきた
2020年7月現在、ブレイブボード市場の値動きが少し収束してきました。
コロナ下における自粛も相まってか、自宅前で遊べるブレイブボードは品薄になり、中古市場の価格がつり上がっていました。
最近になって価格が落ち着いてきて、今回のデラックスミニはディスカウントストア大手で定価以下で発見しました。もちろん即購入です。
Amazonや楽天市場での価格も落ち着いてきましたので、通販でも以前より気軽に買うことができるようなりました。
依然としてブレイブボードシリーズの「リップスティック・ネオ」は手に入りません。公式でも品切れ、中古市場の価格は暴騰しています。
中古で運よく見つけても30,000円以上が普通という恐ろしい価格帯になっていますので、要注意です。
まとめ。2台目にデラックスミニを買うメリット
今日は、すでにJボードを持っている娘に2台目のブレボー、「デラックスミニ」を乗らせてみての感想や、Jボードとの比較をお伝えしました。
本日の要点をまとめます。
Jボードミニは安価なので初心者や初めてのお子さんにおすすめ
両者の違いはデッキの広さ、価格、乗り心地
大きさは同程度、デッキはデラックスミニのほうが広い
Jボードのほうが軽く、小さい子供でも持ち運べる
デラックスミニは性能が高く、乗り心地も良い
デラックスミニは価格は高いが、市場は安定してきている
2台目として与えても満足なほど性能が良い
初心者や、小さいお子さんには価格も比較的安価のJボードもおススメできますが、上手になってきて、逆向き乗りやジャンプ、小回りの小さいスラロームなどに挑戦したいお子さんには、ぜひ高性能なデラックスミニを試してほしいと思います。
実際にブレイブボードを入手した際は、乗り方を解説した記事もありますので、ぜひ読んでみてください。
読んでくれてありがとう!!