・・・。そうか、今日は「給料日」・・・!
待ちに待った月に1回のお楽しみ。
好きなお酒を1本選べるとあって、毎月飲みたいお酒をリサーチしては、給料日を待っているアジです。
大体は「5,000円以内で買えるウイスキー」をチョイスするのですが、その中でも私が
特におススメする1本
アイラウイスキー・シングルモルト「ボウモア」
を今日は紹介したいと思います。
記事後半では、アイラウイスキーにおすすめする簡単かつ最強なおつまみも紹介します。
アジちゃんの宅飲みシリーズ第1弾「ジン」編はコチラ
「アイラウイスキー」ってなに?特徴は?
アイラウイスキーは「アイラ島」で蒸留されたウイスキー
イギリス・スコットランド西部に位置する
「アイラ島」。
大きさはだいたい東京23区と同じくらい。人口は8,000人程度と少ないです。
そんなアイラ島ですが、ウイスキー好きにとっては
「一度は訪れてみたい島」なんです。
というのも
今日紹介する「ボウモア」をはじめ
- ラフロイグ
- アードベッグ
- ラガヴーリン
- カリラ
- キルホーマン
- ブナハーブン
といった、個性豊かで魅力的なウイスキーの蒸留所が密集しているからなんですね。
アイラウイスキーの特徴と魅力について
そんなアイラウイスキーの魅力とはいったい何なのか?
「クセがすごい。」の一言でございます。
具体的にどんなクセがあるかというと
- 薬臭い
- 磯臭い
- 煙い
- とにかく臭い
という感じです。
そんなに「くさい」「(液体なのに)煙たい」と言われるアイラウイスキーですが、世界中でものすごく愛されています(アジもその一人)。クセがクセになっちゃうんですね。
最初飲んだときに「うっ」となってしまって敬遠している人も多いかと思います。ですので本記事では
最初のアイラウイスキーにおすすめの「ボウモア」の魅力をお伝えしていきます。
なんでそんなにクセが強いの?アイラウイスキー。
アイラ島は「島」です(当然)ので、四方を海に囲まれています。
さらに、蒸留所は海のほとりにあるものがほとんどです。
アイラ島の地層は、「ピート」と呼ばれる泥炭を多量に含んでおり、このピートには海藻の成分が含まれているため非常に「磯臭い」です。
ウイスキーを作る際、麦芽を乾燥させる工程があります。
その乾燥に燃料として使われるのがこの「磯臭いピート」なんですね。
アイラウイスキーのにおいを「ピート臭」や「ピーティ」と表現します。
「ピート臭がすごくて煙い」ので、「ピーティ&スモーキー」が合言葉。
一言に「薬臭い」といっても具体的にどんなにおい?と思いますよね。
ピート臭はよく「ラッパのマークの正〇丸」や「ヨードチンキ」に例えられます。想像できたでしょうか。もちろん銘柄によって香りの差は大きいですが、アイラモルトは基本こんな感じです。
アイラの女王「ボウモア」とは?
「アイラの女王・ボウモア。」
本記事では、他のアイラモルトに関する詳細は省きますが
「磯臭さ」「ピート臭」「スモーキーさ」、これらを他のアイラモルトウイスキーと比較した場合ボウモアは
まさに「全てにおいて中間」と言っていいかと思います。
極端にクセが強すぎることなく、アイラウイスキーの特徴である要素を感じさせます。
アイラウイスキーの他の銘柄では、クセが強すぎたり、逆に飲みやすすぎてアイラらしさが薄れたりもするのですが、その点でボウモアはやはり女王と呼ばれる所以。
完璧なバランスだと思います。
香りはフルーティーさがあり、口に含むと蜜のような甘味、あとからビターチョコのような苦みが追いかけてくる。それでいて、しっかりとアイラらしいスモーキーさも感じることができます。
鼻に抜けるスモーキーさやピート臭にしっかりアイラ要素がある、だから最初のアイラにおすすめなんや。さすが女王様。
いざ、「女王ボウモア」と謁見
今回購入した女王様は、一番スタンダードな「ボウモア12年」。
700mlで、価格は酒屋さんで3,500円程度。アイラウイスキーの中では比較的入手もしやすく、価格も安いです。
大きめの酒屋さんや、酒類コーナーのある大型スーパーではよく見かけます。
ボウモアのおいしい飲み方は?
1番魅力が伝わるのはやはり「ストレート」
まずおすすめは「ストレート」。
冷やさずそのままグラスに注ぎ、香りを楽しんだ後で少量ずつ口に含みます。
ボウモアをはじめ、アイラウイスキーの魅力を一番感じられる飲み方です。アジはもっぱらストレートです。
このように、アルコールの揮発感が強いので、普段ウイスキーをストレートで飲むことができない人にはお勧めしません。(MAAちゃんはお酒が苦手です。)
ストレートはボウモアの魅力がわかりやすいですが、ストレートで飲めない人、アルコール感に敏感な人は最初は違う飲み方から始めましょう。
その他のおすすめの飲み方
「トゥワイス・アップ」
「トゥワイス・アップ」は、ストレートのウイスキーに対し
「1:1割合の水で割る」飲み方です。
ストレートで飲むときよりも口当たりがまろやか、かつアルコールのとげとげしさがなくなります。
さらに、加水(水で割る)ことで、ボウモアの香りが開き、より香りが感じやすくなります。
この飲み方でアイラウイスキーのクセに慣れてみても良いのではないでしょうか。
「オン・ザ・ロック」
「オン・ザ・ロック」は有名な飲み方ですね。
グラスに氷をいれて、ボウモアをそのまま注ぎます。
トゥワイス・アップほどではないですが、冷えることによって飲みやすくなります。
また、氷が溶けることでお酒が薄まり、味や香りの変化を楽しむことができます。
ソーダ割り
「ソーダ割り」、いわゆる「ハイボール」です。
ソーダ割りにすると、アルコールのトゲトゲしさはまったくなくなり、爽快感が増します。それでいて、しっかりと「アイラ」の特徴を感じることができるので、初めての方はまずソーダ割りから試してみてもいいかもしれません。
ボウモアにぴったり。意外な「おつまみ」を紹介
ボウモアは人気の定番商品なので、酒屋さんなどでは贈答用として「グラス付き」のボウモアがよく売られています。
見つけたら1つは欲しい、ボウモアグラス。
ボウモアに合うのは意外や意外、あの食品
「いぶりがっこ」。
ご存じですか?煙でいぶしたたくあん(がっこ)。秋田県の特産として有名です。
なぜその日本の漬物と、似ても似つかぬおしゃれなボウモアが合うのでしょうか。
たしかにアイラウイスキーはスモーキーさが売りで、いぶりがっこも燻製食品の一部です。どういったわけか、この2つは妙にマッチするとアイラウイスキーファンの間では有名です。
プラスワンでさらに美味しく。レシピと作り方。
ここからは画像とともにお伝えします。
その名も
「いぶりがっこチーズ」。
アイラウイスキー好きなら知っている、鉄板のおつまみです。
スーパーでよく売っているクリームチーズ「Kiri」。
材料はいぶりがっこと、このクリームチーズだけです。
①3mm幅ほどにいぶりがっこをスライスします。
②クリームチーズをスプーンの背ですくって
③いぶりがっこに塗る(乗せる)
④完成!!!
けっこうしょっぱいので、塩分の取りすぎには注意だよ。
アイラの女王「ボウモア」まとめ
今日は、アイラウイスキーの女王「ボウモア」についてご紹介しました。
ボウモアはアイラウイスキーの入門編として、さらにはウイスキー好きのアイラ登竜門としてピッタリの1本ではないでしょうか。
1クセも2クセもあるアイラウイスキーのラインナップの中で、価格の面や特徴においてこれほどまでに安定感のあるボトル、それが「女王ボウモア」です。
それでは今日のまとめです
- アイラウイスキーはアイラ島で作られるウイスキー
- アイラウイスキーは総じてクセが強い
- 苦手な人、飲めない人もいる
- その中で、初めてにおススメは「ボウモア」
- 「ボウモア」は、クセと飲みやすさのいいとこどり
- おすすめのおつまみは「いぶりがっこチーズ」
読んでくれてありがとう!!
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